キャリア

独立のメリットとデメリット -独立したエンジニアの生活-

プロフィール

年齢:36歳
性別:男性
職業:フリーランスのWebエンジニア
趣味:ガジェット収集、登山、技術ブログ運営

自分史

私は愛知県名古屋市の郊外で、会社員の父と専業主婦の母のもとに生まれました。幼い頃から人見知りで、外で遊ぶよりも家の中で過ごすのが好きな子どもでした。特に父のパソコンに惹かれ、マウスを握った瞬間から、画面の中の世界に心を奪われました。Windows95の起動画面を何度も見ては、いつか自分で“何か”を作れるようになりたいと思っていたのを覚えています。

小学生になる頃には、独学でHTMLを学び始め、簡単なウェブページを作っては「これは自分の秘密基地だ」と嬉々としていたものです。クラスメイトとは少し距離がありましたが、ネットの中では自分の興味や情熱を共有できる仲間がいるような気がして、安心感を覚えていました。中学時代には「Webプログラマー」になりたいと進路調査に書いたこともありましたが、当時の先生には「そんな仕事はよく分からない」と言われたのも、今となっては懐かしい思い出です。周囲の理解は得られなくても、自分の信じる道を歩きたいという気持ちはその頃から強く持っていました。

高校時代には、ブログを作ってアフィリエイトに挑戦し、月に数万円の収入を得た経験もあります。家庭に頼らず自分の力で収入を得られたという事実は、自信となって今も支えになっています。軽音楽部ではギターを担当し、ものづくりとは違う表現方法を楽しむ一方で、放課後は一人、自分のコードと向き合う時間を大切にしていました。大学では情報工学を専攻し、ようやく“話の通じる仲間”に出会えたことで、技術への探求心がさらに加速しました。卒業研究で開発したアプリを実際に公開し、外部から反応をもらえたとき、「学びが社会とつながる瞬間」を実感しました。

就職してから数年は、社会の枠組みに自分を合わせようと努力しましたが、どうしても会議や報告といった形式に違和感を覚え、自分らしく働けないことに徐々にストレスが溜まっていきました。ある日、クライアントから「あなた個人に頼みたい」と言われたとき、組織よりも個で勝負する方が自分に合っていると確信しました。29歳で退職し、フリーランスの道へ進む決断をしました。

独立してからの生活は、簡単なものではありませんでした。全ての責任が自分にかかるプレッシャーと向き合いながらも、それ以上に「自分の時間を、自分で選べる」ことの喜びが、日々の原動力となっています。スタートアップの立ち上げ支援、LP制作、他のフリーランスとのプロジェクト連携など、柔軟な働き方を選べるようになり、自分にとっての「自由」と「責任」のバランスをようやく掴めてきたように思います。

今でも、技術ブログを更新したり、PCから離れて登山に出かけたりと、オンとオフを意識して切り替えることを大切にしています。憧れの人物はスティーブ・ウォズニアック。表舞台よりも、手を動かして価値あるものを作り続ける姿勢に、エンジニアとしての理想を重ねています。

「成果物が最大の名刺」「自分の信じる道を貫く勇気」「自由には責任が伴う」——これらの教訓を胸に、今日もまた、自分の手で世界に小さな変化を起こすためにコードを書いています。

インタビュー

人生一番の成功はなんですか ?

やはり、29歳で会社を辞めて独立したことです。それまでの僕は「本当に独立なんてできるのか?」という不安と、自分の性格や働き方への違和感の間で揺れていました。でも、実際に一歩を踏み出し、最初の案件を納品し、クライアントから「また君に頼みたい」と言われたとき、自分の選択が正しかったと確信しました。

人生一番の成功から学んだことはなんですか ?

「覚悟を持って飛び込んだ先には、自分だけの景色がある」ということです。準備ばかりしていても、完璧なタイミングは来ません。未完成でも動くことでしか、見えない世界があると学びました。

人生一番の失敗はなんですか ?

独立直後に、経験の浅い領域の案件を安請け合いして、納期ギリギリになりクライアントに迷惑をかけたことです。自分を大きく見せすぎて、実力と乖離した約束をしてしまったのが原因でした。

人生一番の失敗から学んだことはなんですか ?

「できること」と「やれると思いたいこと」を混同しないこと。誠実な判断と正直な対応が、信頼を積み重ねる一番の近道だと痛感しました。それ以降は、自分のキャパやスキルに対して常に現実的な目線を持つようにしています。

人生で一番大切にしている価値観はなにか ?

「自分の時間を、自分で選ぶこと」です。

なぜそれを人生の価値観と考えましたか ?

組織に所属していた頃、常に“誰かのスケジュール”に自分の時間を合わせる生活に窮屈さを感じていました。独立して、好きな時間に働き、必要な時に休む。そんな当たり前のようで難しい自由を手に入れて、「これが自分にとっての豊かさだ」と実感しました。

人生で一番大切にしている価値観をもった具体的なエピソードはなんですか ?

あるとき、友人の病気の看病のために1週間ほど仕事をすべてストップしたことがあります。会社員時代なら難しかったと思いますが、独立していたからこそ、自分の判断で「今はそっちが大事だ」と即決できた。そのとき、自分の時間を自分で選べる働き方にしておいて本当に良かったと心から思いました。

これからやりたい夢や目標はなんですか ?

若いエンジニアやクリエイターが、自分の得意を活かして独立できるような支援プラットフォームを作りたいと思っています。自分が昔、相談できる相手がいなくて苦労した経験があるからこそ、次の世代の「ひとりで始める人」を後押しできる存在になりたいです。

読者へのメッセージみなさんへのメッセージ

もし、今「このままでいいのかな」と感じているなら、それはもう変化を求めているサインだと思います。すぐに独立しなくても、少しずつ自分の時間を取り戻す選択肢はあります。僕も最初から自信があったわけではありません。でも、動いたからこそ、自分の働き方や生き方に納得できる今があります。あなたも、自分の人生を“自分の手”で設計してみませんか? 一歩踏み出す勇気が、未来を変える力になると信じています。

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