プロフィール
年齢:27歳
性別:男性
職業:医学部生、バンドマン
趣味:音楽
自分史
1998年、僕は長野県の自然豊かな場所で、開業医の父と優しい母の長男として生を受けました。裕福な家庭環境に恵まれ、何不自由なく育ちました。幼少期の僕は、今思えば大人しい子供だったと思います。外で駆け回るよりも、家の中で絵を描いたり、本を読んだりするのが好きでした。父の書斎に忍び込み、難しい医学書を眺めていた時のことは、今でも鮮明に覚えています。人体図や顕微鏡の写真に、幼いながらも何か特別なものを感じていたのでしょう。この頃から、一つのことに深く集中する性分だったように思います。
小学生になると、両親の期待に応えようと真面目に勉強に取り組みました。成績は常に上位で、先生の言うことをきちんと聞く、いわゆる「良い子」でした。初めて自分で楽譜を買ってもらったのはこの頃です。テレビで聴いたロックバンドのギターの音に衝撃を受け、どうしてもその曲を弾いてみたくなったのです。楽譜を手にした時のわくわく感は、今でも忘れられません。目標を立てて努力することの大切さを学んだのも、この頃の経験からです。
私立の中学校に進学すると、少し環境が変わり、内向的な性格は変わらなかったものの、内心ではもっと自由に好きなことをしたいという思いが芽生え始めました。そんな中、中学の文化祭で見た先輩たちのロック演奏は、僕の人生を大きく変える出来事でした。雷に打たれたような衝撃を受け、自分もあんな風に音楽を表現したいと強く思ったのです。それまで親の期待に応えようと勉強してきましたが、音楽に出会って初めて、心の底からやりたいと思えるものを見つけました。
県内有数の進学校に進んだ高校時代は、周りの友達も皆勉強熱心だったので、真面目な性格は続いていました。しかし、軽音部に入部してからは、音楽にのめり込む毎日。最初は全く楽器が弾けませんでしたが、毎日練習を続けるうちに、少しずつ演奏できるようになりました。初めてのライブは高校の文化祭。緊張しながらも、自分たちの音楽を聴いてくれる人がいるという感動は忘れられません。この経験を通して、一つのことに熱中することで、想像以上の力を発揮できることを学びました。
そして、医学部へ。高校時代からのバンド活動も続けていたため、常に二つのことに意識が向いている状態でした。真面目に講義を受ける一方で、バンドの練習やライブにも情熱を注ぎました。初めて自分たちのオリジナル曲でライブハウスに出演した時のことは、今でも忘れられない宝物です。自分たちの音楽が、見知らぬ誰かに届いているという実感が何よりも嬉しかった。しかし、本当にやりたいことと、やらなければならないことのバランスを取ることの難しさを痛感し、最終的に医学部を休学するという決断に至りました。
現在27歳。医学部生でありながら、バンドマンとして活動を続けています。人生で一番の思い出は、やはり初めて自分たちのバンドでライブハウスのステージに立った時のことです。客席からの熱気、演奏が終わった後の拍手、全てが忘れられない宝物です。
僕にとって大切な価値観は「情熱」と「誠実さ」です。何事にも情熱を持って取り組み、自分自身や他人に対して誠実であることが、人生を豊かにする上で最も大切だと考えています。
憧れている人物は、あるロックバンドのボーカルです。彼の音楽に対する圧倒的な情熱と、聴く人の心を揺さぶる力強い歌声にいつも心を奪われます。彼の生き方そのものからも、自分の信じる道を貫くことの大切さを教えられます。
これが、僕の27年間の足跡です。決して平坦な道のりではありませんでしたが、それぞれの経験が今の僕を形作っています。これからも、情熱と誠実さを胸に、自分の信じる道を歩んでいきたいと思っています。
インタビュー
人生一番の成功はなんですか ?
僕にとって人生一番の成功と言えるのは、やはり初めて自分たちのバンドでライブハウスのステージに立った経験です。オリジナル曲を作り、それを大勢の人の前で演奏し、拍手や歓声を浴びた時の感動は、何にも代えがたいものでした。あの瞬間、僕たちの音楽が誰かに届いたという確かな手応えを感じ、それまでの努力が報われた気がしました。
人生一番の成功から学んだことはなんですか ?
情熱を持って努力を続ければ、必ず道は開けるということです。最初は楽器もろくに弾けなかった僕たちが、試行錯誤を繰り返しながら曲を作り上げ、ライブという形で表現できた。あの成功体験は、困難に立ち向かう勇気と、諦めずに努力することの大切さを教えてくれました。
人生一番の失敗はなんですか ?
人生一番の失敗は、医学部とバンド活動の両立を目指しながら、どちらも中途半端になってしまったことだと思います。どちらも真剣に取り組んでいたつもりでしたが、結局は時間とエネルギーが足りず、医学部を休学するという結果になってしまいました。
人生一番の失敗から学んだことはなんですか ?
自分のキャパシティを理解し、本当に大切なものを見極めることの重要性です。二兎を追う者は一兎をも得ず、という言葉がありますが、まさにその通りだと痛感しました。今は休学という形で立ち止まり、自分が本当に何をしたいのか、深く考える時間を持つことの必要性を学びました。
人生で一番大切にしている価値観はなにか ?
人生で一番大切にしている価値観は「情熱」です。
なぜそれを人生の価値観と考えましたか ?
振り返ってみると、人生のターニングポイントには常に「情熱」がありました。ロック音楽に心を奪われたこと、バンドを組んで表現したいと思ったこと、医学の道に進んだのも、人の役に立ちたいという情熱があったからです。情熱があるからこそ、困難に立ち向かうエネルギーが湧き、目標に向かって努力し続けることができると信じています。
人生で一番大切にしている価値観をもった具体的なエピソードはなんですか ?
高校時代の初めてのライブに向けて、メンバーと必死に練習した日々が一番のエピソードです。技術も知識も未熟な僕たちは、何度も壁にぶつかり、意見が衝突することもありました。それでも、「最高のライブにしたい」という情熱だけは誰にも負けませんでした。寝る間も惜しんで練習し、ライブ当日、自分たちの音楽が観客に届いた時の感動は、まさに情熱が実を結んだ瞬間でした。あの時の達成感は、今でも僕の原動力になっています。
これからやりたい夢や目標はなんですか ?
まずは、自分たちのバンドでより多くの人に音楽を届けられるようになることです。ライブハウスだけでなく、フェスやイベントなど、様々な場所で演奏して、僕たちの音楽を知ってもらいたい。そして、いつか自分の音楽で誰かの心を動かし、勇気や希望を与えられるような存在になりたいと思っています。
また、医学部への復学も視野に入れています。音楽活動を通して得た経験や学びを活かし、今度はより明確な目標を持って医学の道に進みたいと考えています。音楽と医療、二つの分野で社会に貢献できるような人間になることが、僕の大きな夢です。
読者へのメッセージみなさんへのメッセージ
もし今、何か夢中になれることがあるなら、それを大切にしてください。情熱は、人生を彩り、困難を乗り越える力になります。たとえ失敗したとしても、そこから学び、また新たな一歩を踏み出す勇気を持ってください。自分の心を信じ、情熱を持って生きることが、きっと豊かな人生に繋がるはずです。